卵巣癌闘病記<2>手術
とうとう手術当日
想像していた以上に
手術直前までいろいろやることがたくさんあって
しかもそれは始めての経験ばかりなわけで
手術の不安どうこうより、
看護士さんの言う通りに準備を進めるのが
忙しくて手術室へ入る廊下を
ストレッチャーで運ばるまで
実感がわかなかったのが正直なところです(笑)
手術室の手前で、素っ裸になって(笑)
バスタオルを体に巻き、頭にはシャンプーキャップみたいなものを
かぶらされ、まるでこれからお風呂にでも入る感じ
そして、手術台の上に寝転んだときには、
「わ~TVでよく見る手術室だ~~」とのんきな事を思ってました
全身麻酔をかけられ「すぐ眠たくなりますからね~」と
言われた瞬間から記憶がないです(笑
ほんと、おもしろいように記憶がとぶんだな~と感動
目が覚めると、お腹に痛みが・・・・
カミソリで切った時の独特の痛みだけを感じて、
まだ麻酔が残ってるので
再度眠りに。
忘れもしないのが、その日は雨が降ってて、
すごく蒸し暑かった。
でも、術後は体温の低下から異常に寒くて
「寒い寒い」とうわごとで言ってたみたいで
電気毛布を敷いてもらってたらしく(←記憶にない)
目が覚めるとめちゃくちゃ熱くて、汗がダラダラ
しかも酸素マスクしてるなかにも汗が大量にたまって
口部分が浸水しそうに(笑
付き添ってくれてた母に
「取って。苦しいから取って。息ができん」
って言ったのに
身内の手術を初体験の母は
「取ってもいいか、看護士さんに聞くけー待って」
「勝手に外したらいけんかもしれんじゃん」
と大慌て
私もこのまま汗で鼻まで浸水したら、
息ができないとパニックに!!
「はよぉー取ってぇぇ~苦しい~~」
(多分、そこまで汗はたまってなかったと思うんだけど(笑)
なんせ麻酔明けでよく分かってなくて・・・)
ナースコールで
(母)「すみませんっ!!!娘が酸素マスクが苦しいと言ってるので取ってもいいですか?」
(看)「それはつけといてもらったほうがいいんですけど~」
(私)「取ってぇ~取ってぇ~~~(涙)」
(看)「では、ちょっと待ってください」
慌てることなく、マッタリと現れた看護士さんが
酸素マスクを一旦外してくれて、汗がドバーっと流出(笑
母が
「あんた、すごい汗じゃな」
ォィォィ…(;;;´д`;;)ノ
じゃけー私が外して汗だけ取ってって言ったのに><;
自分の意思で体が一切動かせないって、本当に大変です(汗
自分の汗で窒息死だなんて・・・・
ってか、ゴクっと飲めば良かったんかな?(笑
っと、ふと自分の右手を見てみると
そこには足がついてました
( д)゚゚エーッ!!??!!??
手術中に点滴がもれてたらしく
右手が右足ぐらいに腫れてパンパンに
曲げることもできず、かなりビビりました。
母が
「あんた腕が太くなっとるんで、すごかろぉ?」
と笑いながら(ぉぃぉぃ
なんの自慢やねん
あの頃は、まだ携帯にカメラがついてなかったので
証拠が残せず残念(笑